Stylist:Kenji YAMASHITA
Photo:gaku/Costume:TAMA






Q:今月は、linea店勤務のスタイリスト山下さんの登場です。
  まずは、今回の作品の狙いから。


山下:
見ての通り、今回は「王道」のフェミニンを作りました。
ちょっとというか、かなり今までのimagistの作品とは違って見えると
思いますが、あえてそこを狙い、ボクが思う「これぞフェミニン」て
いうのを作らせてもらいました。


Q:その「王道フェミニン」を、imaiiっぽさをあえて出さないでやったと。


山下:
はい。
imaiiっぽくない、と思われると思います。
キレとかシャープとか、エッヂーなモード感とかは一切無く、
洗練された、上質な大人っぽいimaiiっぽさはある意味無視して、
ボク的な、山下的な「とにかくカワイイ」フェミニンを
作りたかったんです。



Q:結構チャレンジングですね。


山下:
はい。
好きな女性像を、好きなように作らせていただきました。


Q:かなり思い入れが強いようですが、カラリストとしてはその思いを
  どう受け止めたんでしょうか。




カラーリスト:
山下さん、とにかくカワイイ、どこからみてもカワイイ、が
好きなんです(笑)。

カラー的にはそんな山下さんのイメージを受け、ハイライト、
ローライトとワンメイクも入れて、モデルさんに落とし込んだ
んですけど、もともとベースができていたので、H.L.B.O.的に
ステップアップさせるカラーを施しています。

ただ、単純にカワイイっていうよりは、少し大人な“モテ系”な
感じを意識して、トーンも中明度ぐらいに設定して、ナチュラル
な陰影感が出るようにしています。

コンセプト的には「触れたくなるような女の子」をイメージして
作りました。








Q:「触れたくなるような女の子」...。


カラーリスト:
はい、あくまでもイメージですけど。

あと、春に向かって、ダークトーンから抜け出して、明るさ、軽さも意識していますが、
元々あったグラデーションに結構根元からハイライトを入れ、でもそうすると
ぼやけてメリハリがつかないので、グラデーションは残しつつ、ハイライトの隣に
ローライトを入れて、束感のある動きが出るようにしています。

春っぽいやわらかさと、そして「触れたくなるような髪」です。


Q:なるほど。では、「山下式」のカットのポイントは(笑)?




山下:
...(笑)これもボクの特徴かもしれませんが、ボクのカットは
“重くて、軽い”なんです。

ベースは重くして、削ぎすぎず、毛先と顔周りにレイヤーで軽さ
動きが出るようにするのがポイントなんですけど、ベースって
言うのはセクションで言うと“鉢から下”の部分がベースになります。
そこに上から重なってくるトップの部分にレイヤーを入れて軽さを
出す、というのがこういうスタイルの時に使うテクニックです。

お店でも、ボクだけかな、こういう重さの残し方っていうのは。
前髪は目にかかるぐらいの長さを巻いて、可愛さというか、甘さを
出しています。



Q:それが、「山下式王道フェミニン」の作り方?。


山下:
そうです。
女子にも男子にもモテる、真ん中を狙ってます。
どちらにもあまり振りすぎていない。


カラーリスト:
ていうか、山下さんの好みなんですよね(笑)。つき合いたい子!(笑)。
甘くてカワイイ女の子(笑)。


山下:
ぶっちゃけ、甘いの大好きです!(笑)。
好きなスタイルを作っていいよ、と言われれば、もう当然、甘くてカワイイ、
好みの女性像を作りますよ(笑)。




Q:「萌え」ちゃったりするんですか?(笑)


山下:
萌え、燃えますよ!」、それはっ!(笑)

もう、甘いのは全部、山下的、山下っぽい、って言っていただいても
結構です(笑)。

「山下式!」でも、「山下萌え!」でもOKです。

純粋に、カワイイ、をボクは追い求めているんです。

こういうスタイル専門のラボを作りたいぐらいですから(笑)。










Q:ちょっと熱くなりすぎじゃないですか(笑)


山下:
まだまだ語れますよ、カワイイに関しては!(笑)。




カラーリスト:
(笑)でも山下さんのお客さまは、結構幅広い世代の方だったり、
男性のお客さまも多いんですよ。


Q:では、最後にお客さまへのメッセージを。


山下:
お客さまに対しては、「いち女性」として来ていただきたい、という思いがあります。
いろんな立場を離れて、ひとりの女性としてキレイになりたい、と言う想いでご来店いただき、
その想いにしっかり応えていきたい、と思っています。


カラーリスト:
大宮方面には、専門のカラリストがいるサロンが少ないんです。
lineaには、原宿表参道のお店で働いているカラリストが日替わりで勤務していますので、
是非、ホンモノのカラーを体験してみてください。


山下:
皆さまのご来店、心よりお待ちしております。
よろしく願いいたします!





























次回「IMAGIST 2016年4月号」は、scan×colore の Stylist 佐藤博樹の登場です。





ARCHIVE

SEP.2015 「素」を引き出す。 “0”へのアプローチ by 池田博文


テーマは「素」です。漢字で「素」。カットも、形もシンプル。その中にもショートのこだわりのテクニックを入れてある。
それは「Part of two section」。
モデルさんの持っている魅力は、「素」の中の「強さ」だったり、「しなやかさ」だったりという風に感じていて、その魅力を引きだせればと。
「素」は引き算。…

OCT.2015 「ふり返りたくなるヒミツ」Motonは、Emotion

テーマは“MOTION”。動きです。
モデルさんのヘルシーでセクシーな印象から躍動感を感じとり、髪を動かすことで、女性らしさやしなやかさ、強さをデザインに落とし込んでみました。...

NOV.2015 「フツウに似合っているけど、フツウじゃない!」わかりづらい言い方ですが、ボクにはわかっているんです!by 尾崎敦子


スタイリスト:このスタイルを見たときに、けっこう周りから「超フツウ」と言われたり、「フツウ」って言われると、特に特徴がないみたいに思われがちなんですけど「フツウなんだけど、フツウじゃない」というのが今回の狙いで…。

DEC.2015 「何気ない瞬間の中の、幸福なイメージ」プライベートの“OFF”の時間の“ホッ”とするヘアスタイル by 大倉貴志


今回の撮影では、ONとOFFで言えば、OFFのプライベートな空間、時間に見せる、女性の幸福感、みたいなものを表現してみようと考えていました。
それは、被写体のモデルさん自身の幸福感、と言うよりは、むしろ、見てる側が幸せな気分になれるような写真にしたくて、というのが狙いです。...

JAN.2016 「色を動かす形、形を生かす色」スタイリストとカラリスト、二人だからこそできるプロの仕事 by 森井愛子


カラーリスト:今回の私たちのページ、この企画始まって以来、『初の女性スタイリスト×女性カラリスト』らしいですよ?
森井:ほんとだーー! そういえばそうだよね。

FEB.2016 「懐の深いスタイリストと、カラーの求道者。」by 嶋澤雅美×江波戸大介


嶋澤:今回の撮影では、基本的にはモデルさんの持つ“大人のセクシーな雰囲気”を引き出す。その一点ですね。
江波戸:カラーは、ヘアスタイルが凹凸感で自然に陰影が出る重なりをしているので、束の大きさとかにこだわってみました。

MAR.2016 「山下式『王道フェミニン』の作り方」by 山下賢司


山下:見ての通り、今回は「王道」のフェミニンを作りました。
カラーリスト:春っぽいやわらかさと、そして「触れたくなるような髪」です。

APR.2016 「キャリア30年、佐藤☆博樹の挑戦!」by 佐藤博樹


佐藤:今回のモデルさんは、もう20年ぐらい来てくださっているお客さまで、モデルもやっていただいていて、
最近では「*大人髪」にも登場していただきました。
普段どおりのスタイルですが、いつも心がけている、大人だけどカワイイ、
大人だからこそカワイイ、そしてセクシーさを加味したスタイルです。

MAY.2016 大人の女性の、Enpowerment!by 高橋玲子×江波戸大介


高橋:「モデルさんは、同世代の方で」、というのが、今回の私たちミッションで、
ならば、と、迷わず素敵なモデルさんに出演のオファーをしました。
そして、とってもセンスのいい、ファッショニスタの部分と、ママの部分の
二つの面をアレンジでどう見せるか、というのがテーマでした。

JUL.2016 Street Surfby 高橋拓也


Stylist:テーマは「ストリート」。
「HARAJUKU KAWAII」もそうなんですけど、世界から注目されている原宿のストリートの、今を表現してみたかった。

AUG.2016 「end of summer melancholy feeling


イメージした共通のキーワードは、“西海岸”。
過ぎてゆく夏を惜しむ気持ち、愉しい夏が終わって、ちょっとメランコリックな雰囲気の作品にしてみました。

SEP.2016 「Fanky Wellow Jokerby 石原治和


カラーリスト:今回のimagistでは、直感的に“黄色”それも、蛍光色のビビッドなイエローがまず頭に浮かんで、
そこから、キャスティング、ヘア、衣装へとイメージを広げていきました。

Oct.2016 「LINEA’s COOL&CUTE BEAUTYby 瀧澤克則


モデルさんはlineaに高校時代から通って下さっている方で、もう20年以上になります。
ご主人や二人のお子さま、おばあさまもも、皆さんでlineaをご利用いただいています。

Nov.2016 「Classic is Newby 池田博文


11月のimagistは、よりクラシック感を意識した、この秋冬のテーマの"Old is New"のベースとなるスタイルです。
質感重視に走りすぎないように、フォルムを感じさせるように、カットでしっかりと形を作っています。